補聴器を購入したけど今さら聞けないことありませんか?
せっかく補聴器を購入したのに「どうやって使うのか分からない」ということありませんか?補聴器はたくさんの便利な機能もありますが、使用方法をしらないと損をしているかもしれませんよ!?補聴器の種類によっては多少異なることもありますが、一度こちらで確認して分からなければ詳しく店頭スタッフに相談してみましょう!
~目次~ 1.補聴器のお手入れ方法が分かりません! 2.補聴器の電池ってなんでも使えるの? 3.補聴器の音を自分で調整できますか? 4.まとめ |
「補聴器を購入したけど自分で出来るお手入れ方法ってあるの?」と補聴器をご購入いただいて数ヶ月の70代女性のお客様よりご質問いただきました。
なんでもお手入れって大切ですよね!
補聴器も小さいですがパソコンと同じくらいの機能が詰まっていますので、「せっかく購入したのに汚れてしまった!」とか「壊れてしまった!」とならにようにしたいですよね。
店頭に来ていただければメンテナンスでクリーニングもさせていていただきますが、毎日使用するので普段からもご自身でお手入れしていただきたいところです。
ポイントは2点だけ!
①補聴器を使用しない時は【乾燥ケース】に入れて保管してください
補聴器は汗や湿気に弱いです。特に梅雨の時期など水分が補聴器の機械まで入ると故障の原因になります。補聴器を使わない時は携帯用のケースではなく出来るだけ【乾燥ケース】に入れてください。その際に補聴器の空気電池は補聴器本体とは反対に乾燥すると電池を消耗してしまうので一緒に入れないようにしてください。
また乾燥剤は寿命があります。一般的な乾燥剤の寿命は4ヶ月程度になります。
乾燥剤の種類にもよりますが色の変化などで寿命が分かるようになっているのでずっと交換していない場合は【乾燥ケース】の役割を果たしていませんので、一度店頭にお持ちいただき確認してもらいましょう。
②耳栓部分を専用ブラシでお掃除してあげてください
耳垢でどうしても耳栓が汚れやすくなります。耳垢の汚れが原因となり補聴器本体の不具合に繋がることもあります。定期的に専用ブラシで耳栓を軽くブラッシングしてください。専用ブラシ以外を使用したり、あまり強くこすると破損しますので、取り切れない場合は店頭にお持ちいただくようにしてください。
2.補聴器の電池ってなんでも使えるの?
補聴器を購入して1年経った60代男性のお客様から「この前補聴器の電池がなくなったのに気づかなくて慌ててコンビニで電池を購入して交換したんだけど、音が鳴らならないのはどうして?」とご質問いただきました。
毎日使用する補聴器ですが使用したい時にいざ使えない!というのは困りますよね。基本的には購入したお店で補聴器電池を購入していただいているとは思いますが「出先でなくなってしまった!」という場合、購入する時はご使用の補聴器で使用できるものか確認してから購入してください。
確認するポイントは2つだけです!
①補聴器で使用出来るのは補聴器用の空気電池です
補聴器は基本的に補聴器用の空気電池しか使用出来ません。100均一やホームセンターなどでは似たような大きさのボタン電池が販売されていることもありますが、電圧が違うため作動しても音の異常が起こりやすくなります。間違えて使用してしまうと、補聴器故障の原因にもなりますので空気電池以外は使用しないようにしてください。
※ポケット型補聴器は単3電池などを使用する場合もございます。補聴器の使用機種によって異なる場合もありますので、分からない場合はご購入店で電池の種類を確認してください。
②空気電池の品番とカラーを確認してください
補聴器用の空気電池は世界共通で品番とカラーが決まっています。
同じメーカーでなくても使用することは可能ですが、品番とカラーを間違えてしまうと使用できませんので確認してから購入するようにしてください。各メーカーによってデザインは違いますが、見分けるポイント下記の表と写真を参考にしてくださいね!
・PR536(10)黄色 PR41(312)茶色 PR48(13)オレンジ PR44(675)ブルー |
ご旅行などにいかれる際は販売している店舗が近くにない場合もありますので、予備の空気電池を持っていくことをおすすめします。また空気電池にも使用期限がありますので、あまりストックを買いすぎても電池が持ちませんのでお気をつけください。
3.補聴器の音を自分で調整できますか?
補聴器を使い始めて半年の70代男性のお客様より「普段はすごく聞こえやすくて快適なんだけど、小さい声で話す人だけ聞き取りづらい」「その時だけ自分で音を大きく出来ないかな?」とご相談頂きました。
補聴器の音の調整は基本的に日常生活に合わせて調整していることが多いです。しかし使用用途によっては人混みなどではうるさく感じることや聞きたい音が聞こえない場合があります。その時補聴器の種類によりますがご自身で音の調整ができる方法をあります。まずは耳掛け型補聴器で簡単にご説明させていただきます!
ご自身でできる音の調整方法は大きく分けて2つの方法があります。
①ボリュームボタンを押して全体の音量を上げたり下げたりして調整する
耳掛け型の補聴器にはボリューム調整機能が付いていることがあります。ボタンで調整の補聴器は上下のボタンを押すことで音量を上げたり下げたりすることが出来ます。同じ用にこちらの部分がダイアル式になっている場合は、ダイアルの数字を上げ下げすることで同じように調整が出来ます。
ボタン式の場合は音を上げ下げしていていつもの音量に戻したい場合は、一度電池蓋を開いてOFFにしてから再度蓋を締めていただくと最初の設定音量に戻すことも簡単にできますよ。
②プログラムボタンを押して全体的な音の設定を切り替えする
耳掛け型の補聴器によってはプログラムボタンを付けることが出来ます。こちらが付いている補聴器の場合、何種類か使用シーンに合わせて調整した音をボタンで切り替えることができます。例えば、会議用に少し遠いところの音を聞きやすくしたものや劇場で演奏を聞く時に高い音が響かないように設定した音にしたりと必要に応じて変えられます。①と違って音を大きくしたり、小さくしたりするだけでなく、聞きたいものに合わせた設定を事前にプログラムしてあるのでとても便利です。
4.まとめ
補聴器は小さくても様々な機能を持って聞こえを助けてくれます。上記以外のことでも購入してからでも分からないことがあれば気軽にスタッフにご相談してくださいね!