「声が聞こえづらい」補聴器って使った方がいいの?③
前回では補聴器の購入までの手順を御説明してきました。
今回は、補聴器の「種類」についてお話していきます!
1.耳掛け型補聴器
耳掛け型の補聴器は大きく分けて「本体・チューブ・イヤーモールド」の3つから出来ている補聴器です。
耳の裏に本体を置き、チューブを耳に掛け、イヤーモールドを耳に入れるタイプです。
本体で音をキャッチし、音を拡大してチューブを通って耳に届けることで音を認識できる仕組みです。
大きさや形、色は様々なタイプが出ています。
パッと見で、付けている事が他人からわかりやすいのが特徴です。(他人からわかりやすい事で周りの方が聞き取りやすく話してくれたり、紛失に気づきやすいメリットがあります。)
しかし、チューブが細いタイプなども出ているので、目立たせたくない方でも選びやすく成っています。
価格帯も様々なので選べる種類が豊富です。
2.耳穴型補聴器
耳穴型の補聴器は本体ごと耳の中に入れるタイプの補聴器です。
お客様一人ひとりの耳型(耳の中の形)をお取りして作るオーダーメイドタイプがほとんどです。
耳の中にスッポリと入るので、付けている事を他人から気付かれにくいという特徴があります。
耳の中に入れるので、マスクの邪魔になったり、メガネにひっかかったりする心配がありません。
耳に入れるだけなので、指の動きに自信がない方でもつけやすいメリットがあります。
3.電池式、充電式
補聴器の形状は先程説明した「耳掛け型」と「耳穴型」の2種類、そして種類としては耳かけ型にも耳穴型でも「電池式」と「充電式」の2タイプがあります。
・電池式は補聴器専用の空気電池を入れ替えて使用します。補聴器を使う時間や電池の種類によって変わりますが、だいたい1つの電池で1週間前後使えます。音が出てないな、と思ったら変え時になります。
・充電式は専用のケースに補聴器本体をしまい、充電コードを電源に差し込むタイプです。夜寝るときや補聴器を使用していないタイミングで充電器に入れておけば自動で充電されます。種類によって異なりますが、大体の充電式補聴器は寝るときに充電しておけば次の日丸1日使用することが可能です。
以上のように補聴器には2種類の形状(耳掛け/耳穴)、2タイプ(電池/充電)がございます。
耳の形状や使用環境などから、メリット・デメリットもふまえて耳鼻科や補聴器販売店で相談されることをお勧めします。