補聴器ってどうやって選べばいいの?① ~耳かけ型編~

2024/09/20

豆知識 国沢 大雅

「テレビの音量が大きいと注意された」
「聴こえるふりをしてしまう」
「病院や銀行で名前を呼ばれても気づかない」

などなど、ご自身もしくはご家族に心当たりのある方がいらっしゃいませんか?

実はそれらは難聴や聴力の低下のサインかもしれません。

聴力の低下は少しずつ進行していくため自分ではなかなか気づきにくく、そのまま放っておくともう手遅れに・・・何てことも。

そうなる前に是非一度検討していただきたいのが補聴器の使用です!

ただ、補聴器と言ってもいくつか種類があり、どれを選べばいいかわからないという方も少なくないと思います。

そういった方向けにこの記事では補聴器の種類ごとの特徴について簡単に説明させていただきます。

 

補聴器には、大きくわけて

①耳かけ型

②耳穴型

③ポケット型

の三種類があり、今回は「①耳かけ型」補聴器についてピックアップします。

耳かけ型補聴器のメリットデメリット

 

耳かけ型とはその名の通り補聴器本体を耳の後ろにかけて装着する補聴器です。

現在の市場では耳穴型と並んで主流のタイプとなります。

では耳かけ型のメリット・デメリットについてそれぞれ見ていきましょう。

 

メリット① 違和感が少なく自然な音で聴ける

耳かけ補聴器は本体を耳の後ろにかけるタイプなので、耳をふさぐことがありません。
耳栓も多種多様でオープンフィッティングという外部からの音も取り入れれることにより、
自然に聞くことができるというのも耳かけ型の長所の1つです。

 

メリット② 対応できる聴力の幅が広い

補聴器選びにおいて最も重要なのはご自身の聴力レベルにあった機種を選ぶことです。
耳かけ型は選んでいただく機種によって軽度難聴から高・重度難聴まで広範囲に対応することができます。
最新機種のRICと呼ばれるレシーバー(スピーカー)が耳穴に入るタイプの耳かけ型補聴器では
そのレシーバーを交換することで1台でも幅広い聴力レベルに対応できます。

 

メリット③ 種類が豊富

形や色といったデザイン、機能や価格などの選択肢が多い点も耳かけ型のメリットです。
補聴器と聞くとベージュ等の肌の色に似せたものを想像される方も少なくないと思いますですが
現在ではカラーバリエーションや形が豊富で、若い方がつけているイヤホンのようにおしゃれな物もあります。

 

デメリット① 目立つ

補聴器本体が外にむき出しなため耳穴型よりも補聴器が目立ってしまうのも人によっては気にされる点だと思います。
補聴器を使っていることを出来るだけ周りに知られたくない方には耳かけ型は不向きかもしれません。
しかし補聴器装用者と相手に認識してもらうことで、大きな声でしゃべってくれたりなど、
会話が聞きやすくなる可能性もあるので一概にデメリットとは言えない部分もあります。

 

デメリット② ぬれやすい

耳かけは肌や髪をつたわり本体に汗がつきやすく、雨にも当たりやすいため水気に弱い補聴器には注意が必要です。
補聴器本体に布製のカバーをかぶせて汗に濡れないようにするといった方法もあります。

 

デメリット③ 補聴器装着が難しい

装着の際、手先が重要になるため、補聴器本体を耳にかけ耳栓を耳穴に入れることに苦戦する方もいらっしゃいます。
その点は耳穴の方がオーダーメイドで作っているため押し込むだけで装着できるので楽です。

 

おわりに

以上が耳かけ型補聴器のおおまかな特徴になります。
ご自身の生活スタイルにあった補聴器のタイプを見つける一つの手助けになれば幸いです。

メガネプラザでは無料で聴力チェックや補聴器貸し出しが可能です。
補聴器の使用を検討されている方はお気軽にご来店くださいませ~

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