遠近両用メガネとは?

遠近両用メガネとは、1本で遠くと近く、2つの見え方ができるメガネのことです。

レンズの上部分と下部分で良く見えるところが違うレンズが入っていて

視線を上下に動かすことで、遠くも近くも見ることができます。

年齢を重ねるとともに目のピントを合わせる機能(調節力)が落ちてきます。

若いうちは目の筋肉(眼筋)の機能が高いので

顔のすぐそばの物にもピントを合わせてクリアに見ることができます。

 

しかし、老化とともにピントを合わせる力が落ち、近くのものを見るのが難しくなってきます。

 

これが老眼です。

そのため、近くの物にピントが合わなくても遠くの物を見るのは問題ないという方は

老眼鏡を希望される方も多くいらっしゃいます。

しかし老眼鏡だと近くにしかピントが合わないため近くの物を見るときは便利ですが

遠くの物を見るときには取り外す必要があり面倒です。

それを解決してくれるのが遠くも近くも見ることが出来る遠近両用メガネです!

 

便利な遠近両用メガネですがメリットとデメリットがあります。

メリット

遠くも近くも見える

はじめにご説明した通り、累進レンズは上部分では遠くがよく見え下部分に行くほど近くが
よく見える仕組みです。そのため、1本のメガネで遠くも近くもはっきり見ることができます。
遠く用と近く用を何回も掛けなおす必要はありません。 

目線で度数を調整できる

累進レンズは、視線をどこにやるかで度数が変わります。
上部で遠くに合い下部で近くに焦点があうように設計されています。

遠くを見る時は視線を上げますし、手元を見る時は視線を下げるという視線の動きに合わせて度数を
変化させる設計しているので、遠くも近くもストレスなく目線の動きだけで見ることができます。

 ③普通のレンズと同じように使える

遠近両用レンズは、レンズの中でグラデーションのように度数が変化しています。
遠くを見る部分と近くを見る部分のレンズの境目がないので側から見ると
普通のメガネとほとんど違いがわかりません。
従来の遠近両用メガネは「二重焦点レンズ」といって遠距離用のレンズの中に小窓のように
近距離用レンズがはまっている作りでした。

こちらは、レンズの境がはっきりしているので、誰の目にも「老眼鏡をかけている」とわかってしまいます。
そのため遠近両用かつ、老眼鏡だと周りの人に知られたくない方にもおすすめです!

 

デメリット

 ①遠近レンズの一番のデメリットは構造上どうしても視界に歪みが生じてしまう点です。
老眼が進んでいて老眼度数が強いレンズを使う場合は余計に歪みが大きくなります。
そのため遠近両用のメガネは度数が強くなってから使い始めると慣れるのに時間がかかります。
しかし、50代の老眼初期のうちから累進多焦点レンズを使って慣れておくと老眼が進んで度数が
つよくなったときにも歪みの抵抗は少なく感じます。そのため、累進多焦点レンズのメガネは
老眼度数の弱い老眼初期から使い始めるのがおすすめです!

②遠くが見える部分、近くを見える部分それぞれの見える範囲がやや狭く、長時間近くのものを見続ける場合に
は向かないしフィッティング(掛け心地)をしっかり行わないとちょっとしたズレで歪みを感じやすく
見づらくなることがある

③歪みを最小限に抑えるようとすると視界が広い最新鋭のオーダーメイドレンズを選ぶ事になるのでコストが高くなる。

などが挙げられます。

 

いかがでしたでしょうか?

遠近両用メガネはきちんと理解して使用すれば快適な視生活が得られるメガネです!

遠近両用メガネをご希望のお客様はぜひメガネプラザにご相談ください!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0 follow us in feedly
  • メガネプラザ 店舗案内
  • お問い合わせフォーム

この記事を書いたスタッフ

岡本 淑子

・趣味:木彫り 小物作りbr>・好きな色 スカイブルー
・やりたい事 北海道でジンギスカンを食べる

このスタッフの記事一覧へ

ページ最上部へ