補聴器ってどう選べばいいの?~耳かけ型/耳穴型~
「補聴器」というワードを聞いた時に、みなさんがまず思い浮かべるのはどちらでしょうか。
耳掛け型
耳穴型
細かい分類はありますが、補聴器の種類を大~きく2つに分けるなら
耳かけ型と耳穴型の2種類です。
いざ補聴器を検討するとなったら、この2種類からどちらかを選んでいただくわけですが、
いきなりどっちがいいですか?と聞かれてもよく分からないですよね。
そんな方のために、どちらが自分に合っているかを判断するための基準をご紹介します!
ご自身が↓のどちらに当てはまるか考えてみてください。
A.一日にマスクを何度か着け替える(着けたり外したりが複数回ある)
B.マスクはほとんど着けっぱなし(着けたり外しはあまりしない)
Aを選んだ方には、耳穴型がオススメです!
理由は単純、耳穴型はマスクの着け外しに干渉しにくいからです。
仮に耳かけ型を選んだとすると、マスクの紐+補聴器が耳の上にかかる状態になります。
マスクを外すタイミングで補聴器がマスクの紐に引っかかってしまうと
「マスクと一緒に補聴器も外れちゃった!」ということが起こりやすくなります。
その点、耳穴型は耳の穴にはめこむタイプなので、紐に引っかかるという事はまず起きません。
Bを選んだ方には、耳かけ型がオススメです。
マスクとの相性を考えると耳穴型に軍配が上がるところですが、
耳かけ型でも着け方を工夫すれば、マスクとの併用は十分可能です。
さらに
・耳栓の大きさを変えることで着け心地を調整できる
・分かりやすい形状なので紛失しにくい
・充電式にすることができる
など、耳穴型にはないメリットもあります。
マスクの着け外しを頻繁にするのでなければ、耳かけ型も良いでしょう。
ここまで、マスクとの兼ね合いの観点から補聴器の選び方を紹介してきました。
ただ、それぞれを着けたときの感触には好き嫌いがあるかと思います。
それも大事にしてください。
補聴器は身体の一部になっていくものですから、まずは装着に違和感がないものが一番です。
それも踏まえて、今回紹介したことが参考になればと思います。