安い補聴器と高い補聴器は何が違うの?
2020年11月17日
補聴器と一口に言っても種類は様々、金額もピンからキリまで色々です。
特に最近はネットや通販でも格安の補聴器(ほとんどの場合は集音器)が買えてしまいますし、
スマホのアプリでも補聴器に近い機能のものが出ていたりします。
それでも!我々が数万~数十万とする補聴器をオススメするのにはズバリ3つの理由があります!
①雑音抑制
安い補聴器と高い補聴器とで一番わかりやすく差がでるのはこの雑音抑制です。
特に補聴器を初めて使う方にとっては、雑音は苦痛に感じやすいものです。
衣擦れの音とか食器の音、空調の音なんかがよく気になると言われますね。
補聴器のグレードが上がっていくとそういった雑音をしっかり押さえてくれるので、
聞きたい音に集中できるというわけです。
②自動調節
高いグレードの補聴器はとても賢いです!
今いる環境を把握してその場にあった適切な設定に自動で切り替わってくれます。
「ここは車が多いから強めに雑音を抑えよう」とか
「今は正面の人と話しているから前方の音だけに集中しよう」という調整を勝手にやってくれるんです。
低いグレードのものだとそもそも設定の切り替え自体ができなかったりするのでこの差は大きいですよ!
③紛失・修理保証
グレードが高くなるとアフターサポートも充実してきます。
「使っているうちに故障してしまった!」→購入後一定期間内なら無償で修理できます!
「うっかりどこかに失くしてしまった!」→期間中一定回数までは無償で同等品を提供します!
といった具合にいざというときの対応がしっかりしているので、万が一のときにも安心ですよね。
対して安いものは、安いだけあって使い切りのものが多いです。
壊れたら新しいのを買いましょう、失くしたらまた買いましょうという感じです。
これらの機能はどれも快適に補聴器をお使いいただくための助けになるものです。
だからこそ
・多人数が集まる会議や講演会に参加することがある
・飲食店などガヤガヤした場所に出入りする
・コンサートに行ったり音楽鑑賞を趣味にしている
こういった方々には、機能が充実したグレードの高い補聴器を使う事をオススメしています。
特に音楽鑑賞の場合、スマホアプリなどで手軽に済まそうとすると音ズレが生じるものもあるようです。
映像で見るにせよ実際に見るにせよ、見ている映像に対して音が遅れて聞こえるというのは
相当な違和感ですのでオススメはできません。
ここまで安い高いの差を機能面から説明してきました。
高いものほど機能が充実しているのは間違いありませんし様々な場面に対応できます。
ただ、それが誰にとっても“使いやすい”というわけではありません。
補聴器相談となると「高いのを売りつけられるかも…」と思われてしまうかもしれませんが
どうか身構えず、一度お気軽にご相談ください。
お客様それぞれの使用環境に合った適切な提案をさせていただきます。