【かんたん解説】中近両用レンズと遠近両用レンズはどう違うの?
2024年12月04日
「遠近両用でメガネを作ったけど、手元が見づらいし歪みが気になって使っていない」
そんなお声を頂くことがあります。
遠近両用レンズはその構造上、視界の左右に歪みが発生する部分ができてしまいます。
また手元の視野ほど狭くなる性質があり、腕時計を確認するなど特定のポイントだけを見る分には問題ないのですが、
長時間の手元の作業などには不向きと言えます。
料理、洗濯、掃除など、家事の多くは室内作業です。
遠近両用のメガネでそういった作業をすると、気付かないうちに目が疲れていることがあります。
その問題を解決してくれるのが中近両用レンズなんです!
①中近両用レンズとはどういうものですか?
中距離から近くまでを見ることができるレンズです。
屋内・室内でのさまざまなシーンでプライベート・ビジネス問わず使用できます。
遠近両用レンズに比べると手元を見るときの視野が広いのが特徴です。
遠く用の度数と近く用の度数の変化が緩やかなので、遠近両用ほど歪みが気にならない方が多いです。
②どんなメリット、デメリットがありますか?
【メリット】
・一般的な老眼鏡と違い、2~3m先も見える
・手元の視野が遠近両用に比べて広い
・遠近両用よりも左右の歪みを感じにくい
【デメリット】
・3mより遠くはややぼやけて見える
・運転での使用は非推奨
・縦幅の狭いメガネフレームに不向き
仕事でパソコンを見る時間が長かったり、家事全般や趣味(ガーデニングや手芸など)で手元作業が多いのであれば、
遠近両用レンズよりも中近両用レンズが快適です。
プライベートでの食事や友人との集まりなどでも手元の飲食物とお相手の顔、どちらもしっかりとらえることが可能で、
クリアに見えないせいで楽しい気分を阻害される…なんてこともありません!
一方、車の運転や旅行といった遠くを眺める機会が多いシーンでは遠近両用メガネのほうがおすすめです。
外では遠近両用、室内では中近両用と、シーンによって使い分けることで日常がさらに快適になります!
メガネプラザでは中近両用レンズも取り扱っております!ぜひお気軽にご相談くださいませ!