補聴器と集音器の違い知っていますか?
2019年05月11日
補聴器の中には【補聴器】と呼ばれるものと【集音器】と呼ばれるものがあります。
「補聴器」と「集音器」は呼び方が違うだけで、殆ど同じものだと思っていませんか?
【補聴器】
薬事法という法律のもと厚生労働大臣の承認を受けた管理医療機器のことです。
簡単に補聴器に出来ることをまとめると
- 使う人にとって聞こえにくい音、声をちょうど聞きやすい音量へ変えられる
- 聞き取りにくい音、声を聞き取りやすいようにできる
という機能を持っています。
補聴器はお客様ひとりひとりの聴こえを検聴し、その耳の状態に合わせて音を調整して初めて効果が出る医療機器です。「聞こえ」が低下してきた人や不自由な人が使用することを前提に開発、製造されています。騒音の中で言葉を聞き取りやすくする機能、聞きたい音だけを絞る機能などを搭載しています。
そして、何度も調整し直すことでき、使って調整を繰り返すことでより聴き取りやすい状態へ仕上げていきます。
【集音器】
特に法律で指定されていいない音響機器です。医療機器ではありません。
こちらも簡単に集音器に出来ることをまとめると
- 一時的に音を大きくして聞きける
機械です。
見た目はほぼおなじでよく似た機能を持っていますが、集音器は補聴器と比べ細かな音の調整はできません。
医療機器ではないため、製造や販売する上での制約はありませんし、難聴の人を前提としたさまざまな機能は搭載されていません。新聞の通信販売の広告などで見かけることもあると思います。形状や価格もさまざまなタイプが発売されています。手頃な金額(1万円代~2万円代)で購入出来るのでお手軽ですが、調整ができないので、より自分の耳、聞こえに合う補聴器にすることができません。
上記のように【補聴器】と【集音器】見た目は似ている2つですが、それぞれ出来ること、出来ないことがあります。
雑音と言われる生活音をなるべく抑え、人の声の聴こえがいいのもを希望されるのであれば【補聴器】がオススメになりますしなるべく大きく聴こえて予算を手頃に済ませたいのであれば【集音器】がオススメになってくる場合もあります。
聞こえの不都合は一人一人違いますので、調整方法も千差万別です。そのため聞こえの改善をお考えであれば音量以外の微調整がいろいろとできる補聴器をお勧めいたします。
どちらを使うかは【補聴器】と【集音器】の違いをしっかりと理解した上でお選び下さい。
まずは、❝どう聞こえにくいのか❞を知るためにもお近くの店頭で無料検聴をしておりますので、お気軽におたずねください。