遠近両用メガネで近くを見ていると疲れてくるのはなぜ?
2019年03月05日
「遠近両用メガネを掛けて近くを見ると、見えてはいるんだけどなんとなく見づらい」
「長時間掛けているとピントが合わなくなることもある」
50代男性のお客様からご相談いただきました。
遠近両用メガネは1年前にお作りいただいたので度数は問題なし。
設計も前回ご紹介した【両面複合設計】でしたので見え方も問題なし。
では、何が原因なのか…。
それは、近く重視のレンズ設計にすることで解決します!
そこで私がご提案させていただいたのが【中近両用】です。
【中近両用】とは遠近両用よりも中間と近くを重視した設計のレンズになっています。中間、近くの視野を広く確保することにより、長時間手元を見ていても疲れにくい!ちなみにこれが手元用専用(老眼鏡)になってしまうと…少し顔を上げて周りを見るとクラクラして見づらい!となってしまいます。中近両用では遠方も3,4メートルくらいまで見ることが出来ます。室内で作業をする時には掛けたまま歩くこともできとても便利です。
実際にお客様に掛けて体験していただいたところ
「これなら近くの視野が広くなって見やすい!」
「少し離れているパソコン画面と資料が一緒に見える!」
と言っていただけ見え方に満足していただいたけました。
お客様は常用するメガネは今まで通り【遠近両用】を掛けて運転をして【中近両用】はデスクワークで使用するためにお仕事場に置いておくといった使い分け。必要に応じた使い分けで近くの見え方が快適になりました!
遠近両用レンズは便利ですが万能ではありません!使用用途に合わせてレンズ設計を選ぶ必要があります。使い方に合わせてメガネの使い分けをしてくださいね。「遠近両用で近くを見ていると疲れてる…」というあなたへ!【中近両用】を店頭で一度お試しください。
●このブログを書いたスタッフ : 落合(ニックネーム:カントク)
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